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束縛されるなら君に
第1章 1
だけど挑発すると一瞬悔しそうな顔をした。
ふーん。
意外に可愛いとこあるじゃん。
きっと最初で最後になるとは思うけど、年下も悪くはなかったな。
そんなふうに余裕ぶってたら長くて細い指が私の花弁をつつ……と撫でた。
やっぱりこの子、焦らすのが上手い。
どんだけのお姉たまをたぶらかしてきたんだか。
「やっぱ濡れてるじゃん」
ちょっと拗ねたように膨れた頬。
この表情も計算されたものなのだろうか。
……だとしたら小悪魔なんてもんじゃない。
本物の悪魔だ。