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穢れ貴き美しき
第2章 いつも決まった時間

「美貴ちゃん何作れるの?」
「えーとね、オムライス作れるよ」
なけなしのレパートリーの中から、一番失敗が少ない料理を言ってみる。
「オムライス作れるんだね」
「うん、作れるよ」
「オムライス好きだから、食べたいなぁ」
キュン。
「会った時に作ってあげる」
思わず口走ってしまう。
「うん、楽しみにしてるね」
「楽しみにしててね」
オムライス、練習しとかなきゃ・・・
「もう4時なんだね」
「え、もうそんな時間?」
「楽しい時間は速いね」
「うん、速いね」
彼も楽しいって思ってくれてるんだ。嬉しい。
「寝なくて大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ」
少し眠いけど、大丈夫と言ってしまう私はきっと彼のことを―――
「えーとね、オムライス作れるよ」
なけなしのレパートリーの中から、一番失敗が少ない料理を言ってみる。
「オムライス作れるんだね」
「うん、作れるよ」
「オムライス好きだから、食べたいなぁ」
キュン。
「会った時に作ってあげる」
思わず口走ってしまう。
「うん、楽しみにしてるね」
「楽しみにしててね」
オムライス、練習しとかなきゃ・・・
「もう4時なんだね」
「え、もうそんな時間?」
「楽しい時間は速いね」
「うん、速いね」
彼も楽しいって思ってくれてるんだ。嬉しい。
「寝なくて大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ」
少し眠いけど、大丈夫と言ってしまう私はきっと彼のことを―――

