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穢れ貴き美しき
第2章 いつも決まった時間

もうすぐ彼から電話がかかってくる時間だ。私はドキドキしながら携帯を握りしめる。


しかし電話がかかってくる気配はない。


今日は疲れて寝ちゃったのかな。がっくりと肩を落として布団に入ろうとすると―――

携帯の着信音が鳴った。

私は胸を高鳴らせ、一つ深呼吸をしてから電話に出る。


「おはゆ」

私はいつもの、二人の特別な挨拶を口にする。
「おはゆ」は「おはよう」の意味だが、現在午前0時。日付が変わる時に「おはよう」と言うのも二人らしくて好き。

「おはゆ。遅くなった」

彼の不機嫌そうな、でもどこか優しい低い声―――大好き。

「大丈夫、電話くるの待ってたよ。何してたの?」


「仕事で遅くなった」


「そうだったんだ。お疲れ様」


「ありがとう」


仕事で疲れてるのに電話くれたんだ。そう思うと胸がキュンと疼いた。


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