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第1章 再会

新宿駅西口は家路を急ぐ人や夜を満喫する為にこの街に来た人達でごった返していた
「ゴメン待ったよね、出ようと思ったら電話かかって来てさ…」

そう言ってすまなそうな顔で腕を絡めて来たのは陽菜、中学時代からの「友人」だ

「良いニオイでしょ、この前買って貰ったシャンプーだよ？」

俺も身長が低い方ではないが、陽菜も負けじと背が高い

「嗅いでみてよホレホレ」

鼻先に髪を近付ける、スタイルも良く顔も整っている陽菜は人目を惹いた、流石現役の雑誌やショーに出てるモデルだけはある

周囲から見たら俺達をどう思うだろう…「美女と野獣」？男達が陽菜を見る目を感じて優越感を感じる…「恋人同士」この時までなら、そうなる選択肢もあったのだろう…

俺達はお互いを「パートナー」と呼んだ…