この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第18章 プロポーズ
 






 冷たい風が吹き、たらいに張られた水が揺れる。大海は高虎の手によりその中へ放り込まれ、頭から水を浴びせられた。

「冷たい!! 自分でやるから、大丈夫だって!」

 寒い季節の行水は、体を綺麗にするためとはいえ辛いものがある。心臓が止まる程の水を他人の手でろくな覚悟もなく掛けられては、大海も叫ぶしかなかった。

「うるさい、静かにしろ。俺だって冷たい思いをしてるんだ」

 高虎は全く大海の言い分を聞かず、大海の体を濡れ手拭いで拭いていく。裸を晒し武士に洗わせるなど、本来は身分違いであり、恥ずべき事である。だが冷えた水は、思考を奪いただ大海を固まらせていた。

 髪から体の隅々まで清められると、大海は高虎の部屋まで連れていかれる。そこはあらかじめ誰かに頼んでおいたのか、火鉢で暖められていた。

 高虎は自分の膝の上に大海を乗せ、火鉢の前に座る。大柄な大海だが、それ以上に大きな高虎ならば、問題なくすっぽりと収まった。

「手が冷たい」

 高虎はそう呟くと、大海の胸の谷間に片手を挟む。未だに着物を与えられない大海は、素肌に走る冷たさに肩を震わせた。
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ