この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第21章 急転
 
 襲われた本人が犯人は市松だと断言している上に、小夜相手ではないが大海に似たような真似を働いたばかりである。侍女達から話を聞いても、別の誰かが小夜の回りをうろついているのを見たという証言はない。市松が無実である証拠は、どこにもなかった。

「市松、お前俺と別れた後、誰かと顔を合わせなかったか? 用を足しに便所に向かったとか、何かないのか」

「だから、お前と別れた後はすぐ寝ちまって、さっき叩き起こされるまではずっと部屋から出てないんだよ」

 市松は昨日、夜中まで虎之助と過ごしている。だが虎之助も日が変わる頃には部屋へ帰り、市松は一人になっていた。それからの動きを知る者は、誰もいなかったのだ。

「妹の話によれば、犯行は真夜中……いつぐらいかは分からないがやってきて、明け方まで乱暴したらしい。虎之助と別れた後に事件を起こした、と言われれば、言い逃れは出来ないな」

「だから、俺はやってない! なんで大海がいるのに、お小夜ちゃんに手を出さなきゃならねぇんだよ!」

「だがあの日、大海はいなかった。発散出来なかった欲を、妹に――」

「ぶつけてない!! 絶対そんな馬鹿はやってねぇ!」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ