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禁断の果実に口づけを
第11章 REDな夜


 「風呂入るぞ」

 「えっ、あっ、うん……」

 「半分くらい溜まっていたら十分だな。
お前と入れば丁度いい」

 「それは遠回しなデブ発言?」

 「洋子……
いつまでマンコにティッシュ挟んでんだ?」

 「えっ、あっ!ヤダ!」

 「意外とお前バカだろ?
お股拭いてから来いよ」

 そう言うとあなたは背中を向けてバスルームに歩き出す。
いつか必ず背を向けられる日は来る。

 そんなの分かってる、最初から分かっているよ。
そんな日を考えたくない程、伸介の存在が日に日に大きくなっていった。

 今は考えたくない。
頭からそのいつかを振り払い、バスルームに向かう。

 バスルームの扉を開けると、伸介は私を抱え込み、強引な指は蜜口を開いて、シャワーの湯を勢いよく押し当てた。
掻き出す様に指先が中を這う。
恥じらいで、私が下を向き伸介にしなだれかかる。

 「マンコは指突っ込んで洗うんだよ!綺麗に洗えてない女は臭くてな、指に匂いが染みつくんだ。 
タバコ吸う奴がソレに当たると悲惨よ。
洋子、マンコは綺麗にしとけよ。
お前のココはべっぴんなんだからよ」

 『バカ……
アソコ褒めらて喜べるか!
でも、そのお陰であなたと繋がっているなら、べっぴんなアソコに感謝しないとね……』


 バスタブに浸かり、子供が母親の乳首を無邪気に触る。
あなたは無邪気な子供の眼差しを私に向けながら、捏ね回した。
 
 『この指を忘れない…』


 あなたを両手で包み込み、いつか終わってしまうであろう時間を惜しむ様に、素直な性を曝け出していく……

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