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禁断の果実に口づけを
第11章 REDな夜

 泣いてる私をベッドに置いて、バスルームに行き、お風呂の用意をした伸介。

 ブラブラと男性器を揺らしながら部屋を歩き、冷蔵庫からビールを取り出して、飲みながら私の横たわるベッドに腰を下ろす。

 涙が止まった私は、伸介を眺めていた。

 

 「洋子…
エッチな女だな…
まだチンポ欲しいのか?」

 「………」
無言になる私。
本音は熱いモノを求めていた。

 「もの欲しそうな顔してるよ。
バイブでも突っ込んでおけよ!」

 伸介はバイブの電源を入れて、ウニョウニョと動くバイブを私に差し出す。

 「卑猥に動くのね」

 「チンポが欲しくても、目の前にない時はコレで慰めるんだな!
折角のサプライズプレゼントだし、洋子の淫乱マンコにはぴったりなプレゼントじゃん!」


 「………欲しくなったら、伸介に会いに行くのはダメなの?」
私の口から言葉が勝手に飛び出し、言った後に焦る。

 伸介はビールを一口飲み、神妙な面持ちになる。 

 「もの好きだな。洋子」

 「……かもね」

 「俺に惚れんなよ」

 「惚れてなんかいないわよ!」

 「ならいい。
お前が惚れる様な男にはならないし、なるつもりもない」

 

 なんだろ…
寂しいと心が訴えて、いきなり胸の中は雨模様。
『惚れてなんかいない』という言葉を口の中に戻せたら、今が変わったのだろうか…?

 

 
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