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禁断の果実に口づけを
第4章 洋子の帰り道、迷い道


 ーー男の部屋に入るのはどれくらいぶりだろうか?ーー
プーンと漂う独特な男臭。

 少し掃除したら綺麗になるだろうと思う台所。
無駄なものを置いてなさそうな部屋の片隅に、引きっぱなしの布団。
テーブルにはビールの空き缶がそのまま。


 「何、ぼぉーとしてんだよ?
男の部屋に入るの初めてでもねーだろ?」

 「そりぁ‥‥」

 そう言いながらも戸惑う。

 「襲われるかもなんて思ってる?」

 「そんな事‥‥私に関しては思わないでしょ!」

 フゥと鼻で笑う伸介。

 「思ったらどうよ?」


 えっ!何言ってんのこいつ!!
襲う気だったの!?

 「思わないだろうから、平気よ!」

 私は強がる。
でも、ドキドキしていた。



 次の瞬間


 伸介が強い力で私を抱き寄せた。


 「ちょ、ちょっと!!
何すんのよ!!」


 「強気な事を言う割には、力入ってないよ?
ーー洋子」

 「辞めてよ!」

 「辞めてよって割には、ドキドキしてんじゃね?」

 「からかわないでよ!!」

 「いい歳した女が、男の部屋に入ればどうなるか、分かってるよな?
ーー洋子」

 「離して!!」

 「強がるな!!」

 鋭い眼光を向ける伸介から私は逃れられない……



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