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心掟
第3章 浹洽


「 あっ… 」

彼女が一瞬だけ戸惑いの声を漏らした。
彼女の顔へと視線を移す。

「 ん?どうした? 」

俺、何かまずい事した?
いや、この行動は至って普通だよな?と心の中で自問自答する。

「 あ、や、なんでもない … 」

一瞬だけ目を見開いた彼女の視線は横へ流れる。
なんだ、と視線を彼女の身体へと戻す。

暗がりでもわかる白い肌。腰の曲線。
そして肉付きのよい胸元に薄く染まった乳首。

その美しさに、纏うものなど必要なくて。

上へと捲り上げたシャツと下着をするりと脱がせる。

「 … 恥ずかしいから、」

そう彼女は視線を泳がせながら小さく呟く。
そして右手で顔を覆うような仕草をとる。

「 ダメ。見たい。」

彼はそれを許さず手首を握ると顔の横へ、シーツへと押し付ける。

「 んう … 」

不満そうに眉をひそめ唇をきゅっと結ぶ。
彼は上体を少しだけ起こし、彼女のその素肌をまじまじと見つめる。

「 だからそんな見ないでって … 」
「 どうして? 」
「 恥ずかしいから … 」

首を左右に振りなんとかこの状態を逃れようとする彼女。
まるで駄々をこねる子どもみたいで。

可愛いなあ、とぽろりと本音が零れる。
それに対して目を丸くする彼女。

わざとやっているのか、と毎回問いただしたくなるその姿にたまらなくなり、額に口づけをひとつ落とした。

右手を彼女の横腹に添える。
熱を帯びた彼女の身体がぴくりと震える。
その様子を眺めながら、彼の唇は彼女の身体の方へ。
そして指を滑らせ掌は彼女の左乳房を撫で、唇は右乳房の突起物に軽く、触れた。


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