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* 花音’s short story *
第8章 *美月 × 陸 ~ 2人のお正月♡ ~
「……する………の?」


「………嫌ならしねーけど」



そう言いながら、陸は私をベッドに押し倒した。


「んんっ………!」

深く口づけられて、陸の舌が私の舌を捉える。


ちゅ………っ

キスの水音が響いて、一気に体温が上がった。


陸に部屋着をあっという間に脱がされて、下着だけの姿にされてしまう。


「陸……っ!部屋明るい……!」

キスの合間に訴える。


……ちょっと!なんで「は?」みたいな顔で見るわけ?


「恥ずかしいの……っ///」

「………裸見られんのが?」

「それもだけど……その……」

「なに?」

「………………」

「は?」

「だから、ヘンな声を抑えらんなくて……っ!そういう時の顔見られたくないの!////」


自分から出てる声なんだけど、甘ったるくて、恥ずかしくて……。

そういう自分に、私自身まだ慣れてない。


陸に抱かれる度、今まで知らなかった私を引き出されてくみたい ──。



それはちょっとだけ……怖い。
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