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* 花音’s short story *
第8章 *美月 × 陸 ~ 2人のお正月♡ ~
「………お前さ、それ狙って言ってんの?」

「え?」


陸は部屋の電気を常夜灯にして、私の両側に手をつき見下ろした。


「ヘンな声ってなに?」

「何って///」


「抑えなくていいって。もっと……聞かせろよ」

「……………!」


「前にお前のこと大事にするって言ったよな。それは今でも思ってるし、だからお前が嫌がることはしたくない。だけど……」

「だけど……?」


「恥ずかしいだけなら、悪いけど俺は自分を抑えられない」

「……………///!!」


か……顔から火が出そうなくらい熱いし、心臓も破裂しそう……。


「………んんっ!」

再び重なった唇。絡まる舌は熱くて、溶けそうだ。


陸の愛撫を受けながら、やっぱり声を抑えられなくて………。


「あ………っ!やぁ………あぁん………ぃや……」


蜜で溢れたそこを指で弄ばれただけで、私は一度目の絶頂を迎えてしまった。
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