パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 契約

「勝負？」

雪は眉をしかめながら男に問う


「ああ、至ってシンプルなルールだ。お前は『堕ちない』これが条件だ。俺は１日に1度、食事をする。これに堕ちなければそのまま契約は見逃そう」



「…随分とこちらが不利ね」



「何いってるんだ、本来なら契約すれば魔界に連れていくことになる。それを譲歩してやってるだけありがたいと思え」



「勝負を放棄したら？」



「強制的に魔界に連れていく。もしくはその場でお前を消して他にいく。そのどちらかだな」


「…」


雪は男の最後の言葉を聞いて顔が青ざめた
淡々と話す素振りからして、本気のようだ。