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奴隷≒ペット?
第5章 猫
「…鈴?」
「はい。ウォルター様が、ペットには鈴をつけるものだから、と」
銀色の鈴。
赤いリボンが通されたそれを、メイドはリノアの首へ結わえた。
「…まるで猫のようだな」
ヴェルが触れると、鈴はちりん、と涼やかな音を立てた。
「…黒かろうが白かろうが、大きくなってから猫を欲しがった覚えはないのだが」
リノアの様子にある国の童謡を思い出して呟く。
「あまり、悩むことがなければいいのだがな」
そんなヴェルを見て、リノアは首を傾げていた―。