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第14章 訊問

彼に飲まされた紅茶のせいだって、この言い訳を誰かに聞いてほしい。

わたしはあんなに厭らしくない。

悪いのはあの家、その住人。

“ わたしをあんなふうに変えてしまう原因があの家なら…！離れないといけない ”

東城家には、帰られない。




．．．．ｶﾁｯ




「……？」




“ 何の音？ ”



テレビも音楽もつけていないこの部屋は静まり返っており、そんな空間でやっと届くくらいの微かな音が聞こえた。