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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第24章 血の因果( インガ)
「枢木アンナは14年前
任務中に依頼者を庇って銃弾に倒れた。
その銃を撃ったのが、……私だ」
「‥‥‥」
「──…私が彼女を殺したのだよ」
「‥‥ぅ」
ああ、やっぱり
「‥‥おかあ さんを‥!?」
当人から知らされた真実
そこに大きな驚きはなかった。
嫌な予感はしていたのだ。
そうした予感は、往々にして当たってしまうものなのだ。
そんな予感がしていたのに
知ろうとしたのは、自分なんだ……。