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第1章 邂逅

伯父さんと伯母さん、拓海には遺書を書いた。

きっと私が死んだあと、
アパートに来るだろうから……
デスクの引き出しに仕舞う。
ここなら分かるだろう。


迷惑は掛けないように。
そっと居なくなるね。


伯母さんと拓海には『もう元気を取り戻したよ』
『もっといいオトコ掴まえるね』
と努めて明るく話した。


気取られないように。


そして、
アパートの整理をして廃棄するものは廃棄して、
後は実行のみだ。