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花咲く夜に
第6章 決心
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貴斗は熱に浮かされたように、
めぐるの乳房を口に含みながら下半身を擦り付ける。
これでもかと言う様に。
めぐるは快感のあまり、
シーツを掴む。
衣擦れの音が気になった。慌てて自分の指を噛み、
堪える。
貴斗は繋がった部分の外側を指で擦る。
(ああ!あんっ!)
めぐるはもう、
おかしくなりそうだ。
貴斗は乳房の尖端、
肋骨の皮膚、
腰、
肩や鎖骨のふくらみ――…めぐるの全てを喰らうように、舌と唇で食む。
大きく動かずに小刻みにピストンをする貴斗。
めぐるは貴斗の背中にしがみ着いた。
白い肌に、
花が散るように赤い痕が残る。
貴斗は吸い続けて、痕を点々と残していく。
その度に強い快感の波が押し寄せ、
めぐるはピクピクと痙攣した。
(ああ!あん、きゃんっ)(めぐる、めぐる……)
(貴斗……もう、
ダメぇ……)
波が頂上に向かうと貴斗はスピードを落とす。
ギリギリのところで、
開放してくれない―……
(……貴、斗っ……)
(……んん、何)
(おっ、お願い……)
(…………何だよ)
(私に、全部教えて……)(…………何を………)
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