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花咲く夜に
第7章 離脱

めぐるは貴斗に〔雄大からの連絡があり、返信もしたこと〕を隠したくなかった。
退院の日に、
全て話した。
貴斗はなぜかニヤニヤ笑って聞いていて、
めぐるは怪訝に思ったが(打ち明けたこと、嬉しかったのかな?)と考えた。
『めぐりん、入るよ〜』
『………言いながらもう入ってるじゃん。
あれ?お風呂入ったんだね』
まだ夜8時前だ。
貴斗は首にタオルを引っ掛け、
Tシャツ&短パン姿で髪をガシガシ拭いていた。
『うん。
めぐるを入れようと思って〜』
『へ?』
『お風呂、入れてやるよ♪』
『良いわよ、
重病人でもないし』
『入れたいのになー』
『何でよ?』
『……好きだから』
『……………』
『いや、違うなぁ。
愛…愛し…てるから?』
めぐるは恥ずかしくて顔が真っ赤になった。
『……疑問形だし……』
『めぐるは?』
貴斗がしゃがみ、
寝ているめぐるを覗き込む。
『そりゃ、
私も愛……愛して…マス』
今度は貴斗が真っ赤になる。
『恥ずかしいもんだね。ふ、フツーに好きでいいか……』
『うん、フツーでいいよっ、フツーに好きで』めぐるも照れて慌てた。
その様子を昭恵が『何だろね、
この子たちゃ……
聞いてるアタシが恥ずかしいよ』と覗き見ていた。
めぐるの体を心配して、
見に来たのである…………………
退院の日に、
全て話した。
貴斗はなぜかニヤニヤ笑って聞いていて、
めぐるは怪訝に思ったが(打ち明けたこと、嬉しかったのかな?)と考えた。
『めぐりん、入るよ〜』
『………言いながらもう入ってるじゃん。
あれ?お風呂入ったんだね』
まだ夜8時前だ。
貴斗は首にタオルを引っ掛け、
Tシャツ&短パン姿で髪をガシガシ拭いていた。
『うん。
めぐるを入れようと思って〜』
『へ?』
『お風呂、入れてやるよ♪』
『良いわよ、
重病人でもないし』
『入れたいのになー』
『何でよ?』
『……好きだから』
『……………』
『いや、違うなぁ。
愛…愛し…てるから?』
めぐるは恥ずかしくて顔が真っ赤になった。
『……疑問形だし……』
『めぐるは?』
貴斗がしゃがみ、
寝ているめぐるを覗き込む。
『そりゃ、
私も愛……愛して…マス』
今度は貴斗が真っ赤になる。
『恥ずかしいもんだね。ふ、フツーに好きでいいか……』
『うん、フツーでいいよっ、フツーに好きで』めぐるも照れて慌てた。
その様子を昭恵が『何だろね、
この子たちゃ……
聞いてるアタシが恥ずかしいよ』と覗き見ていた。
めぐるの体を心配して、
見に来たのである…………………

