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花咲く夜に
第7章 離脱
貴斗はその晩、
優の退院祝いと称した地区の飲み会に出た。


男ばかり6〜7人で快気祝いだ。



めぐるは暗くなる前に、
配達された郵便物を取り出して台所のテーブルに置いた。

お茶を飲んでいた昭恵は、
『ありゃ、
今日は昼間取り忘れてたねぇ』
と封筒二枚を見る。

めぐるは夕飯の準備を………
と手洗いした。



背後でパリーンと音がして、
驚き振り向く。


昭恵がガラスコップを床に落としてしまったようだ。

『大丈夫ですか?
昭恵さん、
私拾いますから』

ササッと破片を集める。


『昭恵さん……?』


昭恵が呆然と空を見ていたので、
めぐるは怪訝に思って昭恵の肩に触れた。


『どこか痛いんですか?』
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