この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花咲く夜に
第8章 旅立
タイムカードを押して仕分けを始めた。



昼前になり、
優が『めぐ……っと、
美藤さん!ちょっと来て』とめぐるを呼んだ。



『はい!』
めぐるは川崎さんに一礼し、
優が手招きする方へ向かう。



職員トイレの横。
皆勤務中のため人気(ひとけ)がない。

『聞いたよ、美園から。 おめでとう』
優が朗らかに笑った。


めぐるは、優の笑顔を見て………
視界が潤んだ。


涙がぽとりと落ちる。

『めぐるちゃん……
貴斗が居ないからだよね?』


『………っく、
ご、ごめんなさい…勤務中なのに』


優は肩をすくめ、
『俺、美園から聞いて直ぐに貴斗にメッセージとTEL入れたんだ。
先に言っちゃったらマズイかなと思ったけど』
と話す。


めぐるは顔を上げた。


が、
優の表情は浮かない。
『返事も来ないんだよ。
何やってんだろ?アイツ』


めぐるは期待した気持ちが崩れた。
一瞬、何か連絡があったのかなと思った………


/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ