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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第1章 初めまして、恋するアイドルみゆりです❤︎
好きな人の視線を感じる。
肌の至る所に突き挿ってくるの。

「皆さんこんにちは!風間みゆり18歳です!」

ああ……そんなに鋭い目付きで嬲られたら……。
濡れちゃいます……。

「好きな食べ物は、バナナと桃!」

絶頂を極めるってこういうことなのかな?
溢れ出づる思慕の念を抑圧し切れない私。

「それからさくらんぼもだ〜い、好きだよ!」

ファンのみなさまごめんなさい。
私には好きな人がいます……。

「スリーサイズは上から82、57、80のFカップだぞー!」

今日も今日とてついつい有頂天になってしまって。
出来うる限りの甘え声とこれでもかってくらいに自慢のおっぱいを引き寄せて。
ステージ上で誘惑の言葉を大好きなあの人に放った。
……だけれども。
そう、皆、安心して下さい。
この恋は決して成就することはないのだから。

「……好きな食べ物は桃だけにしなさい」

この人はいつも私に冷酷だ。
ファンの皆様なら悦んでくれそうなポーズと台詞でも、彼は一向に陥落してくれない。
だから私は本日も呆気なく諌められるに終わりました。
相変わらず彼は手厳しいのです。

「はい、次!」

言葉少なに、てんちょーは手心を一切加えず別のメンバーをステージ上に促す。
私なんて全く眼中にないらしい。
あーあ、仕方ない。
溜息を漏らしながら項垂れた。
そして意図的に外しておいたワイシャツのボタン上から3つを全て掛け直し、本来の指示通り服装の乱れを整える。
ここはそう、事務所直営のアイドルカフェ。
スタッフはみんな現役のアイドル。
……売れてないけど。
とは言えてんちょー命令。
制服の着崩しは厳禁なのである。
肩を落とし、故意に見せ付けた自慢の乳房をもう一度手で寄せ上げ考えた。
やっぱりこの人はもう私の谷間その物を見飽きちゃっているのだ。
何か次の作戦を講じないと、よもやこの手の誘惑には魅せられなくなってきた彼にはもう相手にもされない訳だ。
想い人の生真面目な性格をうらめしく思いながら、他のメンバーの自己PRを見つめる。
丁寧に指導しているその背が恋しい。

……ギャルソンの格好、今日も似合ってるなぁ……。

嘆息混じりに心の中でカッコイイと独り言つ。
あんなに丁寧にアドバイスされている他のメンバーが殊更羨ましくて仕方がない。

「マジでムカつく、八反田のヤツ‼︎‼︎」
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