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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第15章 ごっこ遊び

「イケそうか?」

八反田さんは、私にいつもそれを聞くようになった。
私の躰が反応しなくなってきてるのが、分かっているのだ。

「そろそろ、エッチが気持ちいいものだって、思わなくなってきたんじゃないか?」

私の躰を舐めるのを止めた八反田さんは、もうすぐ俺からも卒業できそうだなと言った。

違う……。

私が感じなくなってきたのは。

あなたと、この先がないから……。
私ばかり気持ち良くて、それがつまらないからなのに……。

私が強引に八反田さんに触れようとすると、彼は嫌がる。

「やめなさい」

今日も八反田さんのズボンを降ろそうとしたけど、低い声で拒否された。
なんでだろう。
いつもズボンの中身は大きくなっているし、お風呂場でもそうなのに。

八反田さんは一体、私とどうしたいのだろう。

そんな淡泊な日もあれば、八反田さんが性急にオス化している日もあった。
大概この人が酔って帰ってくる日なのだけど。

どたばたとあちこちぶつけながら深夜に泥酔して帰ってくる日がたまにある。
玄関で潰れてしまう前に、私は、私が借りている部屋に彼を運ぶ。

「お帰りなさい」

引きずるようにしてお布団に寝かせる。
すると、

「や、くそく、は……?」

潤んだ瞳で聞いてくる。

こくこくと頷く。
その後は、

「おれがほしいか?」

と聞いてくる。

またこくこくと頷くと、

「ばかだな」

と笑われる。
それからは、彼は私の是非に及ばず私の躰を強引に弄ってくるのだ。
いつもの優しさも、私を煽るような台詞もない。
ただ八反田さんが私に触れたいように、触れる。
このまま犯されるんじゃないか、いつもそう思うくらい、強引なのだった。
乳首を痛いくらい噛まれて血が滲んでも、くり○りすを苦痛な程弾かれても、あ○るが引きちぎれそうなくらいばっくり拡げさせられても、八反田さんだから許せた。

「もう我慢ならない……」

泥酔しているときは八反田さんは必ずズボンを脱ぐ。
パンツも降ろす。
中途半端にスーツのスラックスを膝にひっかけお尻を出しただらしない恰好。
Yシャツもはだけてネクタイもゆるゆるにして首に引っかけたまま。
お酒くさい吐息をじゃんじゃん吹きかけてくる。
でも八反田さんだから、別にいいの。
こういう八反田さんも好きだから……。
構わないの。
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