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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第1章 初めまして、恋するアイドルみゆりです❤︎
「それでは朝礼を始めます」

八反田さんも、いつの間にか着替えていた。
お洒落なカフェでよく見るギャルソンの姿。
白いワイシャツに黒いジレ、黒のパンツに黒いロングエプロン。
黒の蝶ネクタイも細身の躰に良く似合っている。
そして真剣な眼差しで今日の予定をちゃくちゃくと告げていく。
その間、開いたファイルには一切目を落とさずに。
スケジュール全部把握しているんだ……。
記憶力に思わず舌を巻いた。
更にメンバー1人1人と目を見合わせながら仕事の大事さも時折混ぜ込み語っていた。
八反田さんの表情から本気で運営していくぞって意気込みを感じられる。

「それでは、これで朝礼を……」

その一言を最後に私と視線を絡めたとき、八反田さんは一呼吸間を置いた。

え?なに?

思った矢先に。

「終わります」

ぺこりと頭を下げて思い切り目を逸らされた。

「じゃ、A班こっちきて……。B班は……キッチンの方」

B班の私は、なんだったんだろうとは思いながら八反田さんとあまり関わらなくて済むことに少しほっとしていた。
借りたTシャツを汚してしまうところを、わざわざ見られていたくもない。
しかも残念なことに、このTシャツは白色なのだ。
そして意外な感じでも無いがダンガムのキャラプリントだったりする。
ロボットアニメ好きなのかな?
外見まんまオタクって奴?
思いながらプリントを繁々と眺めると……。

「あっ……!」

ブラ透けてる‼︎‼︎
そういえば今日はピンク色の付けてきたんだ……。
制服はいつもYシャツの上にカーディガンとブレザーを着るから、見えることはないのだけれど……。
なんという盲点。
というか、さっき八反田さんが止まった理由これだったんだ……。
ど、どうしよう。
やっぱり気付かないふりをした方がいいのかな……。

「ねぇ、それ、カメラが入るからってワザとなの?」

「売れてない奴はこれだから……」

「スカートなのもパンチラ狙ってんの?そうやってすぐあざとい事すんのやめてくんない?」

すると突然、事務所の上位3人組が私に突っかかってきた。
みんな歌もダンスも得意な実力派だ。
だけど事務所内では有名な性格悪子達。

「とりあえず、早く着替えてきてよ。dólceのイメ下がるしいい迷惑」

軽蔑され思い切り突き飛ばされた。
近くにはお誂え向きにもバケツに入った水がある。
嘘でしょう?
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