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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
 静かに戸を開け、中に身体を滑り込ませる朋香。



 喉が渇いてきたのは、さっき口にしたお茶の中に仕込まれた薬のせいだった。

 しかし、そんなことを知る由もない朋香。

 単に「緊張のせい」だけだと思い込んだまま、脱衣所の床に張られた冷たい板の上に、その白い素足で踏み込んでいった。




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