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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
 フロントにて貴重品を預けた後、宮元と別れた朋香は、一人そそくさと温泉へと向かう。

 緊張のために顔を若干こわばらせて。



 廊下から外を眺めると、枯山水が目に入ってきた。

 細々とした石が織り成す美しい庭だったが、これから始まる撮影に緊張している朋香の心をほぐすことはできないようだ。



 廊下の先に、引き戸があり、上に貼られたプレートに「湯」とあったので、すぐに朋香は「ここだな」と分かった。




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