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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
 残された太一と凜は、言われた通りに椅子に座る。

 椅子の座り心地は決して良くなかったものの、不快というほどでもなかった。

 太一が呟く。

「何だか、試験みたいで落ち着かないな。さっさと終わらせて帰りたい」

「確かにね……」

 頷く凜。



 太一がまた何かを言おうとしたが、ちょうどそこで、ドアがノックされた。




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