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怪しい薬の研究所
第3章 莉央菜と宮元の夜
 しばらくして、ようやく唇を離した莉央菜が、いまだ興奮冷めやらぬ様子で言った。

「あぁん……最高……。とろけちゃいそう……」

 普段のクールさは既にどこにも見受けられず、「女としての悦び」に満ち溢れた顔だ。

 頬は紅潮し、髪は乱れに乱れている。

 そんな莉央菜の様子を、嬉しげに、そして愛おしげに見つめる宮元も口を開いた。

「俺も……最高に気持ちよかった。あの薬、すごいな。性感もかなり高めているみたいだ」

「あ……そういえばこれ、実験の一環だったのね。あまりに気持ちよすぎて、薬のことはすっかり忘れたまま、硬くなった感触だけ楽しんじゃってたわ」

 苦笑して言う莉央菜に、宮元も笑顔を見せる。




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