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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
 モニター室にて、白衣を着た莉央菜と、スーツ姿の宮元は、実験室Aの二人の様子をつぶさに観察していた。

 モニターには、机に向かう桜子たちの姿が鮮明に映っている。



 莉央菜と宮元は、例の「1週間だけ恋人関係」という約束の期間がまだ終わっていないため、普段は気安く話し合っているものの、研究所内では従来どおりの態度で接していた。

 もっとも、二人っきりのときには、たまに莉央菜の方から唐突にキスをしたり抱きついたりして、宮元を喜ばせていたが。



 モニターを見つめる宮元が心配そうに尋ねる。




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