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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
「ちょっと、莉央菜所長! この職場で、プライベートのことを思い出させないって約束したじゃないですか! 莉央菜所長の今の発言のせいで、私のムスコが我慢できない状態になりつつありますよ! 責任とってくださいね!」

 半笑いで前かがみになりながら、莉央菜をなじる宮元。

 莉央菜がおかしそうに笑いながら言った。

「ホントに我慢できなくなったら、言ってくれれば、このお部屋でお相手するわよ。たまに、鈴木や田中が報告に来るけど、別にエッチしてるとこを見られても問題ないでしょ」

「問題ありますよ! 莉央菜所長の身体を、他の男に見せたくありません! 私の裸なら目撃されても何ら問題ございませんが」

「うふふ、独占欲も強いのね。分かったわ、私の身体が見えないように、対面座位ですればいいんじゃない? 宮元君がギュッと抱きしめてくれてたら、きっとドアのそばに立つ人からは、私の身体は見えないわよ」

「じゃあ、あとでその対面座位でのセックス、よろしくお願いしますね!」

「……あれ? エッチするの、もう決定事項?」

 おどけたように尋ねる莉央菜。

 宮元は力強く答えた。

「もちろん!」

「うふふ、了解。ただ、あの二人の様子もしっかりと確認しなくちゃね。そろそろ、お茶に入れた薬の効果が現れてくる頃だわ」

 そう言うと、モニターに視線を戻す莉央菜。

 宮元もそちらに視線を向けた。




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