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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
 別室では、宮元が身を乗り出して興奮していた。

 ごくりと唾を飲み込んでから、こころもち大きめの声で言う宮元。

「おおっ! 脱がせるみたいですよ!」

「ほらね」

 莉央菜は得意げに、「だから言ったとおりでしょ」とでも言わんばかりの様子で言った。

 宮元の股間は早くも反応を始めている。

 鼻息荒く、宮元が言う。

「じゃあ、もうこっちのものですね!」

 ところが、莉央菜は少し残念そうな表情になって言った。

「ん~、せっかく用意していた最終兵器も用ナシみたいね。それはそれで、寂しいかな」

「なぁに言ってるんですか! お茶に入れた薬品の素晴らしい効果が、またしても実証されたわけですよ! 奥の手は、次回のお楽しみってことで、問題ないじゃないですか」

「うふふ、宮元君は前向きね。じゃあ、事の成り行きを見守りましょうか」

 莉央菜はそう言うと、再びモニターに集中した。




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