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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
「やぁん! そんなこと……!」

 桜子は、「今のこの様子からバレてしまっているだろう」と薄々感づいていたので、否定しようにもすることができなかった。

 徹が力づけるように言う。

「俺だって、同じだ。もう手遅れだけど……きっと、あのペットボトルの中に、何か変なものが混入されてたに違いないな。俺たちをこういう状態にさせる何かが。それしか考えようがないし」

 徹は振り返りつつ、ペットボトルを睨みつけると言葉を続けた。

「恥ずかしいのは分かるけど、このまま漏らすっていう最悪の事態は避けたいだろ。絶対に見ないから、信じてくれって。俺はその後、向こうで自分のを処理してくるから」

「ん……じゃ、じゃあ…………お願い……」

 徹はこくりと頷くと、桜子のジーンズに手をかけ、目を閉じた。




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