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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
 すると突然、徹はその場でかがみ込み、シンボルをこすり始める。

 恥らう桜子もまた、密かにその秘所を指でこする動作を再開していた。

 目には見えないが、空気中に漂い続ける霧状の薬と、体内にある薬、さらにはテレビの映像と、三重にわたる誘惑が、二人を襲い続けていたのだ。



 お互い背を向け合っているとはいえ、先ほどよりも近い距離ということもあって、二人の自慰が立てる音は、お互いの耳にはっきりと届いていた。

 そして、そのお互いが自慰で立てる音もまた、二人の興奮を高めていたといえるだろう。



 目を鈍く光らせて、徹は突然立ち上がると、しゃがんでいる桜子の背中に近づいていった。

 気配を察知した桜子が、驚いて言う。

「きゃっ?! 徹……?!」




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