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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
 慌てる様子もなく、あえぎ声の合間に「はーい、どうぞ」と言う莉央菜。

 慣れた様子なのは、自慰の最中にこうしてドアをノックされることが今までから頻繁にあったからだった。

 もっとも、さすがに研究所内にて性交に及ぶのは、莉央菜にとってもこれが初めてだったのだが。



 ドアを開けて鈴木が入室してきて、言った。

「失礼します! 莉央菜所長、またオナニーですか。ホントにお好き……えぇ?!」

 ドアを開けながら、鈴木はのん気そうに莉央菜へ顔を向けたが、鈴木にとっては信じられない光景を目の当たりにすると、驚きのあまり言葉を最後まで言えなかった。

 まさか、莉央菜が宮元と性交に及んでいる真っ只中だとは思いもしなかったのだろう。

 宮元は注意深く、莉央菜と身体を密着させて、そのしなやかな肢体が鈴木に見られないように気をつけている様子だった。

 ぴったりと抱き合いながら、部下の目の前で愛し合う莉央菜と宮元。

 鈴木は呆然としつつも、後ろ手にドアを閉める。




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