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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
 莉央菜がフォローするかのように言う。

「指示しているのは私なんだから、もし仮に私たちに落ち度があるにしても、宮元君が気に病む必要はまるでないでしょ」

「いえいえ、私だって、毎回被験者の方を連れてくる役目をしているじゃないですか。十分に、片棒を担いでますよ」

「そんな、悪事みたいな言い方しなくったって……」

「語弊があったなら謝ります。ただ、実験の際には、もっと違うやり方も試していただきたく思っているのです」

「分かったわ。だから、この夏いっぱいでやめるわよ。宮元君がそこまで言うのなら」

 宮元は少し満足そうに頷く。

「ありがとうございます。それを聞いて安心しましたよ。この夏いっぱいってことで、8月いっぱいまでは、私も今までどおり協力させていただきますから」

「うふふ、ありがとう。引き続き、よろしくね」

 同じく頷いて莉央菜が言う。



 そして、二人は服を着始めた。




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