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怪しい薬の研究所
第5章 大爆発、そして……
 桜子たちの実験から約1週間後、研究所内では通常どおりに実験や研究が行われていた。

 宮元と運転手の二人のみ、次の実験の被験者探しのため、いつものワゴンに乗って出かけていたが。

 梅雨に入ったため、ここ数日は大雨に見舞われており、この日も同じく激しい雨が降っていた。



 そんな雨が窓を打ちつける中、自身の研究室にて、一人っきりで黙々と続ける莉央菜。

 いつもの白衣を着て、いつもの実験器具を手にしながら。

 ノートに実験に関するメモを取りながら、莉央菜がふと呟いた。




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