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怪しい薬の研究所
第5章 大爆発、そして……
 莉央菜がそばまで行くと、扉の上半分が破れ、室内が見えていた。

 しかし、扉が半壊し、床に色んな物が散乱するほどの衝撃だったにも関わらず、火の手は上がっていないようだ。

 やや広めの室内には、既に7人の職員と1人の警備員の姿があった。

「何が起きたの?」

 莉央菜がそう言って、足を踏み入れようとした瞬間―――。




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