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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
 そんな二人の様子を別室のモニターで監視している宮元は、そばで同じくモニターを睨んでいる莉央菜に向かって、叫ぶように言った。

 嬉しそうに顔を輝かせながら。

「おおっ! オナり始めましたよ! でも……このままでは、あの二人は『そのままイって終わり』ってことになりませんかね? どうも私には、あの二人がここからセックスする展開を想像しにくいんですが……」

「心配する必要はないわよ。あの薬の効能は絶大なのよ。少なくとも三度くらいはイかないと、満足できないはずだわ。ましてや、一人エッチ程度では、なかなか満足できるはずもないもの。大丈夫、すぐに始まるわよ。心して見てなさい」

 自信に満ちた笑みを浮かべて言う莉央菜。

 その表情を見て、宮元は期待感からか、股間をさらに膨らませて、モニターに再び視線を戻した。

 残念ながら、太一も凜も、それぞれモニターの死角である部屋の片隅にて縮こまっているので、二人の身体の前面を確認することはできなかったが。




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