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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
 ちゅくっ……ぴちゃ……くちゅ……。

 背後で立てられた、かすかだがはっきり聞こえる卑猥な音に反応した太一は、誘惑に耐え切れず、こっそりと後ろを振り返った。

 音を立てていたのは太一も一緒だったので、同じく気になってしまった凜も同時に振り返る。

 そして、二人の目は再度ばっちり合ってしまった。

 気まずさと後ろめたさから、慌てて太一が顔の向きを戻して言う。

「うわ、ごめん!」

「こ、こちらこそ、ごめんね!」

 だが、羞恥心は沸騰するほど溢れているにも関わらず、自身の大切な部分をこする二人の指の動きは止まることを知らず、淫猥な音を静かな部屋に響かせ続けていた。



 せわしなく右手の指を動かしながら太一が言う。

 その目をしばたたかせながら。




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