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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
「ご、ごめんね、ホントに……」

「いや、凜は悪くないだろ。謝る必要なんかないって。むしろ、僕の方が……」

「私が悪くないって言ってくれるのなら、太一だって悪くないでしょ」

「確かに、最も悪いのは、宮元を始めとする、あの建物にいたヤツらだけど……。でも、怪しい薬を飲まされていたとはいえ、僕が凜に大変なことをしてしまったのは事実だ。本当にすまない。ごめんで済むようなこととも思えないけど……」

 伏し目がちに話し続ける太一は、心底申し訳なさそうに、深く頭を下げた。



 両手を振って、慌てた様子で凜が言う。




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