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いろごとプリズム
第7章 花見川の官能小説
「さて、じゃあ今日の部活動をしましょう。先輩、僕の官能小説『桃色に熟れた純情』を読んでください」
「えっ!?今、ここで……?」
「そうです、今ここで、僕の前で。そんなに長くないからすぐ読めちゃいます。あ、紅茶とお菓子いただきながらでいいですよ。その間、僕はこれを読んでます」
少し離れた場所にあるひとり用の椅子に座った花見川が手にしているのは『びしょ濡れの制服~保健室での情事』という、もはやエロ本なみの官能小説。
「えっ……、ちょっとそんなの……いいの?」
「何が?何を読んだって自由でしょ?いいから先輩も早く読んでよ」
「わ、わかったよ……」
花見川はゆったりとしたクラシック音楽をかける。サーヤは紅茶をすすり、意を決して『桃色に熟れた純情』を読み始めた。


――僕は彼女の蜜壺を、ゆっくりと時間をかけて味わった。指で、舌で、唇で、そして男根で……、存分に堪能して掻き混ぜ、貪り尽くした。いったい彼女は何回渦を巻いてエクスタシーを迎えたであろうか?悦びに溢れびしょ濡れの膣が収縮する様を見ているだけで、僕の男根はいきり勃ち、尖端を濡らした。際限のない性欲のぶつけ合いが続いた。彼女はペニスを愛しそうに咥え、興奮のるつぼに陥って自身のヴァギナを弄り回しながらしゃぶる……。その姿に僕はゾクゾクした。
「指を挿れてごらん……、自分で」
そう言うと彼女はその淫らな女性器に自身の指を深く埋め、腰を揺らしながらそれを出し挿れした。
「いけない人だね……そんなに僕のセックスがイイの?」
「いいのっ……、こんなにイイの初めてなのよっ……!もっと……もっと……!」
年上の彼女の欲情をここまでさらけだす事に成功した悦びが僕を滾らせる。
「淫乱だな……。ほら、あげるよ……」
「あぁぁぁっ!!アアーーッ……!」
後ろから突き刺すと彼女は歓喜に溺れた。普段の姿から、こんな彼女を誰が想像できるだろうか。僕だけが知っている淫乱な彼女の、桃色に熟れた純情……。その日いったい何度交わったのか、よくわからない程だ。彼女は上下どちらの口にも男根を欲しがった。今度はバイブレーターでも用意してこないとこの熟した肉体を満たす事はできないのかもしれない……、そんなことを思いながらまた、射精した。
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