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素直になれなくて
第1章 新入社員
「いらっしゃいませ。」
コーヒーの香りが立ち込める店内。
私はこの香りが大好き。朝から癒される。
「悠里さん、いらっしゃい。」
顔見知りの店員が声をかけてくる。
「おはようございます。」
「いつものブレンドで良いですか?」
「うん、お願いします。」
マイボトルを渡すと、店員はそこへコーヒーを入れてくれる。
支払いを済ませると、「いってらっしゃい。」の言葉と共にボトルを渡してくれる。
思わず、笑顔になる。
これが、私の朝の日課だ。
山城悠里は、中島珈琲をチェーン展開している中島産業に勤務している。部署は営業開発部門。主に店内のインテリアを担当している。
毎朝、一番近くの店舗によって、コーヒーを購入する。
さりげなく、店員と客とのやり取りや、店内の雰囲気を確認するのがいつの間にか日課となっていた。

「悠里!おはよう!」
背後から肩を組まれ、ビックリして振り返る。
「浅井、もうビックリするでしょ?」
「ゴメンゴメン。」
と笑顔で謝ってくる。
同期で同じ部署の浅井海斗は、何かとペアで動くことが多く、社内では名コンビ?と言われている。2人のペアは営業トップの成績だ。
「悠里、なんか急いでる?」
「うん、今日は部長に呼ばれてて。」
「げっ?お前、何やらかしたんだよ?」
「やらかしたつもりは……ないけど…」
そんな事言われると、不安になるじゃない。
悠里は、浅井から視線を逸らした。
「部署替えとかじゃないよな?」
「ん……と思いたいけど。」
「俺、そんな事言われたら、泣く!」
「泣くの?寂しいんだ。」
少し焦った表情の浅井を、冷やかすようにクスクス笑った。
「馬鹿っ!愚痴言う相手がいなくなるのが困るだけだよ。」
「あっ、そっ。」
そんな感じだよね。私の扱いなんて……所詮。
悠里は不服そうに頬を膨らませた。
不意に、浅井は悠里の腕を掴んだ。
「部署替えだったら、断われよ!」
「私に、そんな権限無いし…」
「コンビ、解消になったら、うちの部署の営業成績落ちるって脅してやれっ。」
「無茶なこと言わないの。じゃ、遅れると困るから先行くね。」
悠里は、浅井に軽く手を挙げると、小走りに会社へ入って行った。
『なんか、嫌な予感がする。」
浅井は、頭を掻きながら、悠里の後を追って、会社に向かった。
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