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第22章 鳳凰

ﾀｳは古式ﾑｴﾀｲの使い手・・・構えをとり・・・

『ウアーーー!!』

得意の蹴りでRENAを追い詰めようとするが・・・

ﾀｳが放った右ﾊｲｷｯｸをワザと食らい、仁王立ちでﾀｳを睨みつけながらゆっくり右足を掴み、RENAはﾀｳの右膝目掛けて強烈な上段蹴りを放った・・・

ﾀｳは折られた右足を抑えながら倒れ込んだ・・・

『アァ!!ウガァァァ!!』

”何だ!!何なんだコイツは!?強い・・・強すぎる・・・“

ﾀｳは今までにない恐怖を感じた・・・

RENAはﾀｳの顔面に容赦ない無数の踵蹴りを叩き込む・・・

ﾀｳの顔面が血で染まるまで時間はかからなかった・・・

RENAは白目をむいたﾀｳの髪をわしづかんで・・・

『おいっ麻岡清美と息子はどこにいんの!?・・・教えたら命だけは助けてやる・・・』

『・・・ｳｯ・・・地下の・・・ｸﾞﾌｯ宮殿・・・』

『あっそ、今のは嘘っ』

RENAはﾀｳの首をへし折り、2人が居る地下の宮殿へ向かった・・・