この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻淫ら調教
第4章 日常に戻って
 その場を誤魔化した。
 母親の説明に納得したのか、子供達はその事を忘れたのか、その事を聞くことはなかった。
 夕食を済ませ、夫と子供が寝るのを確かめ、冷蔵庫から久しぶりに缶ビールを取り出し、軽く一口含んだ。


「美味しい、冷えたビールは美味しいわぁ。さっきのマキのは驚いたわ。大丈夫かな?バレなくて良かったぁ。でも、それがアイツの狙いなんかな?いややわ、あんなんのオモチャなんて、なんとかならへんかな?無理かな?明日までに考えんと、けど、なんとかなる方法なんてあるんかな?」


 ブツブツと口に出して、玲奈は何とか一昨夜のことから逃れる方法がないか、考え迷っていた。


「警察に行ったら、アイツの言う通り警察だけやなく、家族なにもバレてしまうし。それに、アイツはネットに公開するやろし。子供と一緒には居られへんようになるし、イヤやわ、クサクサする。どうしよう?」


 暫く考えていたが、同じところを堂々巡りしている感じで、結論は出せなかった。
 悔しさと自らの愚かしさを呪いながら寝室に戻った。
 ベッドに入ると中々に眠れなかったが、明け方近くには眠りに落ちていた。
 朝の慌ただしさに紛れ、金曜日の夜のことは忘れていたが、出勤するバスの中でふと思い出していた。


(いけんいけん、こんなん思い出してたら仕事にならへんわ。考えたらあかん。)

 
 ロッカーで着替え、自分の机に座る前から玲奈は粘りつくような視線を感じていたが、しいて気にしないようにしていた。
 朝礼が済み、自分の机に戻ろうとすると課長が玲奈を手招きしていた。
 何だろうと思いながら課長のデスクに行き、


「課長、お呼びでしょうか?」


 玲奈の問いかけに、一瞬面白いモノを見るような色が課長の顔に浮かんだのを、玲奈は見逃さなかった。
 嫌な予感がしたが、口には出さず課長の言葉を待っていた。


「高野さん、チョット話があるんやけど、かんまんかな?」


「はい、なんでしょうか?」


 課長の言い方に、益々嫌な予感が当たりそうな気がしていたが、顔には出さずにいた。


「うん、来月からの話になるんやけどな。実は、山口さんと一緒に仕事をして欲しいんや。新しく部所を作るから、そっちへ移って欲しいんや。いやなら、言うてくれたらええんやで。」


「えっ、あの、窓際ですか?」


 背中に寒気を感じていた。
/440ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ