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人妻淫ら調教
第11章 奴隷の首輪
 身体を放された瞬間、玲奈は物足りなさを隠す事ができなくなっていた。
 唇を噛み、自らを戒めながら、


(いけん、アタシ、期待してる。こんなんコイツの思う壷やわ。けど、朝からやったし、変にならん方がおかしいわ。いけん、アタシは、子供の親よ!母親よ!忘れたら、終わりよ!けど、、コイツは、アタシの事、全部わかってるみたいやわ。なんでやろ?まさか!?コイツが、あの時の!?まさか、ね?)


 玲奈の中に忘れていた苦い記憶が甦り始めていた。
 自らが封印してきた古い傷が開き始め、少しずつ過去の肉体の記憶を呼び覚まし、逃れられない快楽の記憶を刻みつけた男を人妻に思い出させた。
 玲奈の微妙な変化を五郎は感じ取っていたが、それ以上は口には出さなかった。
 ガレージから広い部屋を抜け、階段をユックリと登り二階の寝室へ入った。
 ソファーに玲奈を座らせ、飲み物の準備をしながら、


「冷たい飲み物のでも飲むかい?アイスコーヒーでも良いかな?」


「えっ、はい、それで、お願いします。あの、ここで私を調教するんですか?」


 玲奈は自分でも驚くほどハッキリと、聞いていた。


「うん、この部屋というより、この家全体やな。これからは毎日会社と両方を使ってな。お前を俺の奴隷に相応しい(ふさわしい)女に仕上げていくんや。お前の魅力を更に上げて、ホンマに綺麗な女になるんや。」


(ちょっと素直過ぎひんか?つまり、別の事、考えてるって事か?俺を殺すってことやろか?ふふ、その方がオモロイか?)


 五郎の中で、玲奈からの殺意を面白いという感情が芽生えていた。
 アイスコーヒーをカップに注ぎ、テーブルの上に置くと、


「ありがとうございます。いただきます。あの、この家、大きいですね。うちの家とは、全然違いますね。けど、高かったんでしょ?」


(アホッ、何を言うてんの?おだててどないすんの!ひょっとして、コイツに惚れたん?アホッ、違う!あんなことされてんのに、絶対に許さへん!)


 何気なく聞いた玲奈の顔を見ながら、


「あぁ、安くはなかったけど、まあ、相場くらいかな?コーヒー飲んだら、始めるで。鞭とロウソク、後は縄かな?クククッ。」


 玲奈の耳元に囁くように言いながら、ソファーの後ろにあるウォークインクローゼットを開け、必要な道具を取り出した。
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