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第1章 Butterfly

キーを受け取り、部屋に入る。

彼女は素直について来た。

部屋の中は、思ったより普通だった。

鏡張りとか、照明がピンクや紫とか、そんな話も聞いたことがあったから、少し緊張していたのだが…

窓がないのと、防音のせいか、少し圧迫感を感じる。

コートをハンガーにかけ、彼女を誘導してベッドに腰掛ける。

そっと抱き締め、キスしてみた。

彼女はされるがままで、少し不安になる。
もう少し、応えるとか、拒むとか、何かしてくれてもいいのに。

耳元や首筋にもキスを落としながら、そっとワンピースのファスナーに手を掛ける。

ワンピースをスルリと脱がすと、下に着たスリップの肩紐も一緒にずれ、下着が見えた。

僕もジャケットを脱いでネクタイを緩めて外す。ワイシャツも脱いで、ベルトも外した。

彼女の身体をベッドに横たえ、ワンピースとスリップをずらして脱がした。
露わになった肌がとてもキレイだった。
Tシャツもスラックスも靴下も脱ぎ、お互い下着のみの姿でベッドの上で重なる。
キスを繰り返し、ブラジャーのホックを外した。