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第10章 クリスマスなんて…☆【葵】

「ﾋｬ、ｱｧｯ…んぅ────!!」


そしてそこに見つけた真っ赤に熟れた小さな果実を口に含むと、思いきり音をたてながらそこらじゅうのちーちゃんを濡らすすべての液体を吸い上げた。

すると途端、悩ましげな表情を携えた顔から甘い嬌声が口を割り、ビクリと大きくカラダを痙攣させた彼女の手が、脚の間に顔を埋めたオレの髪をかき混ぜる。

そんな彼女から、震える腰を掴み容赦なく逃げ場を奪うオレ。


「ﾊ、ｧ…あまｯ…」


─ｼﾞｭﾙ…ｽﾞﾙ……

…ﾋﾞﾁｬｯ…

…ﾁﾞｭﾙ…ｯ…ﾁﾞｭﾙｯ…!!


元からなのか、もう今さらなのか…

早くも熱く蕩けきってしまっている彼女の快楽の沼を貪り、切ない呼吸を始める肉襞に舌を這わせれば、次から次へと溢れだしてくれる彼女自身の甘い蜜に酔ってしまいそうな感覚に襲われる。

もはやﾍﾞﾁｬﾍﾞﾁｬすぎて、甘いのはクリームの味なのか、彼女の味なのかなんてもうまったくわからない。


「葵く…ﾝﾝｯ…、あ───ｯ…、ぃ…」


ただ、どうしようもない快楽に身悶え乱れて、泣きながらオレの名前を呼ぶその声がもっと聞きたくて…


「…ちーちゃん、口あけて…」


抑制できなくなり始める感情に魔が差したオレは、カラダを起こしてケーキのデコレーション用に傍らに置いてあった真っ赤なイチゴをひとつ口に含んで軽く潰す。

それを重ねた唇の隙間から彼女の口のなかに押し込むと、すかさずもうひとつを手に取った。



そしてそれをオレは…