この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第15章 ちーちゃんの夏休み♡partⅥ♡





…──



乾いた海風が濡れた肌を悪戯に擽り吹き抜ける。

それから聖はなにもせず、しばらくその場で風にあたっていた。

乱れた息を整え、心とカラダの火照りを冷ましながら、めちゃくちゃに乱れたソファーのうえ…

窓の外の異国の景色をただ漠然と眺める。

膝の上にはついさっき、腕のなかで意識を手放したばかりの千隼がいる。

横たわる彼女の指にはあらゆる液体に濡れ、色を濃くした赤いリボン…

聖は主の留守中に完全に荒らしたリビングを軽く一瞥すると、その自ら結った赤い結び目に手を掛ける。

すると丁度そのとき…

遠くで扉が開く音がした。

それは、間違いなく訳アリの遣いに追い出したこの家の主の帰還を意味するものである。


「たっだいまー。瑠美チャン元気だったよー♪」

「んー…」


…まだ何も知らない主に対して、何も知らないような顔をして平然と返事を返す聖。


「ねぇ、それより聖ぃ!?ここに入れといたケーキなんだけど…」


するとなにやら建物のキッチンの方から主・葵のそんな声が飛んでくる。








/394ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ