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他人の妻、親友の夫
第8章 視欲の目醒め
母が弄り出すと同時に秋彦も手淫を始めた。
母子が近距離で向かい合って自慰をする。
罪深い有り様を視て男は喉を鳴らして悦んだ。
悔しいとか、惨めだと、秋彦はそんなことを考えることはもう止めていた。

母親の呼吸に併せて手首をしならせていた。
穢い男に弄ばれて悦ぶ女が母だとは思えなくなってくる。
母に瓜二つの、知らない誰かだった。

「自分でなんて嫌っ……弄ってっ……お願いっ……」

高ぶった女は甘えた声でそうねだった。

「仕方ない奴だ……」

男は笑いながら股の間の雌唇に指を挿す。
元よりオナニーは息子の方への命令であって、彼女に対してではない。

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