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他人の妻、親友の夫
第11章 享楽の果て
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志步の目には涙が滲んでいた。
その理由は自分でも分からない。
夫が先輩と本気の浮気をしたことが悲しかったとか、秋彦の勃起不全に快復の兆しが見えた喜びとか、そういう具体的なことでこみ上げたものではないのは確かだった。
興奮して爆発した感情の昂ぶりがかたちとなって現れた感じだ。

膣内に放たれた精子はまだ下腹部に残っている。このまま夫の元に戻る。
戻るといっても海晴が家にいるとは限らない。
あのままどこかへと消え去りそうな儚さが彼の背中には漂っていた。
今すれ違ったままだと、二度と元には戻れない。
その想いは夫にもあるはずだ。
縋るように祈り、志步はアパートに戻ってきた。

「ただいま」

高鳴る鼓動と反比例した沈んだ声で呼び掛ける。
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